あれぐろ・こん・ぶりお 2楽章

備忘録も兼ねて。日記なんて小学生の時宿題で課された1年間しか続かなかったのですが、負担にならないように書けば続くものですね。

都響スペシャル 第九

 都響大野和士による第九演奏会@東京芸術劇場。今回は2階席前方だったが、オケと合唱が絶妙にミックスされ大正解だった。サントリーよりずっと良いな。演奏も推進力はあるが決して軽くならない大野のシャープな音作りが冴えていたと思う。なんと言えば良いのかな、音が鋭いんですよね。
 そして、対向配置の都響も美感を失わず、かといって迫力不足になることもなく、「音楽的」とでも言うのかな、ともかく、そういった様相だった。あと、例年の事ながら二期会合唱団の素晴らしい歌声。都響は合唱が上手いから聴いていて楽しい。ここはやはりプロでないと!
 都響の第九と言えば、フルシャがブッキングして、急遽、インバルが代打で振ることになった一昨年の第九は実演の中ではbestの出来だった。あの演奏は「歴史の中の巨匠」たちと比しても充分張り合えるような完璧な演奏だった。あんな実演はもう一生無理かも知れない。録音もしてなかったんだよな−。