というわけで行ってきました。韓国。
ウォン安だったので「なんか良く分からんけど韓国行くか」みたいな話になり、酒飲んでるときに話してそのまま勢いで行ってしまったのであります。
初日。フライトは14時なので、朝は普段よりものんびり。けど、成田までゆっくり行こうとすると、3時間近くかかる。ちょっと遠すぎだ。もっと所得が増えるようになったら、羽田−金浦便にしようと本気で思った。
午後のフライトだけあって、成田は今までで一番空いていた。手荷物検査をする前に職場から電話がかかる。かなり萎える。
14時に成田を出発し、17時に仁川(インチョン)に到着。今までは安いパックばかりなのでどうしても国際線はヴェトナム航空とか、中華航空とかだったけど、今日は久々の日航である。飛行機内ではサンドウィッチの提供があった。(大韓航空はすでに満席だったという話なんだけどね)
インチョン空港は成田よりもずっと機能的だし、近代的だ。
インチョンには早めに着いたのだが、ソウル市郊外から市内へかけての渋滞は酷いものだ。免税店に強制的に寄ったあと、結局、ホテルに着いたのは21:30である。
それからホテル近くの焼き肉屋で晩メシ。
芸能人も通う焼き肉屋だけあって、ロースやハラミの肉質はかなり良い。しかし、値段もかなりイイ。1人前約6000円。これだと、新大久保でランチを奮発した方がコストパフォーマンスは良いな。
翌日は事前にネットで予約しておいた板門店ツアーへ参加するためにロッテホテルへ。
さすがソウル内での最高級ホテルだけあって、格が違うな。僕らの泊まったホテルより2ランクくらい上のような感じ。(実際はワンランク上らしいのだが、それ以上の開きを感じる)
バス車内でガイドさんによる日本語での説明を受ける。
このあたり、韓国現代史を一通り押さえておくと、そのまますんなりと入れる。
「退屈かもしれませんが」とガイドさん。いえいえ、そんなことないですよ。
ガイドさんの説明で管理人が気になったのは「イデオロギー」と言う言葉を頻繁に使うところ。やはりそこは考えさせられる。未だに東西冷戦が続いているこの国ならではなんだろうな、と思いを巡らす。
韓国では反共教育が徹底されていたため、金日成偽物説がある年代までは公然と信じられていたらしい。(確かに神話化されているところはあるが別人ではないだろう、というのが管理人の理解)
国境線、東西4キロは非武装地帯。徐々に緊張が高まり、幾重もの韓国側の防御線を超えて、板門店へ。途中、韓国軍兵士と国連軍によるパスポートチェックを受ける。
板門店内部に入ると、手荷物は一切禁止。カメラだけ、ケースから出して持ち歩けるという徹底ぶり。更に言えば、入り口の前に、誓約書に署名するのだ。そこには「韓国軍及び国連軍は万が一の場合命の保障が出来ない旨、理解するものとする」というような内容。
結構コレは緊張するね。
この奥に見える建物が南北軍事委員会が開かれる会議室。勿論入れます。
この会議室で行われる会話は韓国側、北朝鮮側に常時盗聴(?)されているということだ。管理人も友人と若干話したので、多分ピョンヤンに聞かれているんだろうな。
窓から見える石のライン手前が北朝鮮、奥が韓国側です。ということは、管理人が立って撮影している箇所はすでに北朝鮮の管理下と言うことになる。おお。これはすごい。
板門店からはこうして北朝鮮の村が見える。ただし、この村は宣伝用に「わざわざ立派に作っている」らしい。従って、映画のセットのように、壁は立派だけど、屋根のないビルとかフツーにあると言うことだ。
ちなみに、真ん中に見える塔のようなものは国旗台である。世界最大の国旗台らしい。
15時くらいには板門店ツアーも終了し、ソウル市内へ。
徳寿宮へ行く。徳寿宮はもともと国王の指定として作られたが、火災や日本軍の統治などの折には、本宮として使用したと言うことだ。だから、韓国最後の王も(大韓帝国皇帝・高宗)ここで亡くなった。
この中和殿は儀式をするときに使用したらしい。
でもって、ここから見える洋館が、執務室。現在は美術館として使用。
現存する世界最古の水時計。
徳寿宮から歩いて、そのまま再建工事中の南大門へ。そして南大門市場へと流れ込む。
市場は暮れのアメ横のような雰囲気だ。つまり雑然といろんなものが積んであって、異常な活気に充ち満ちている(笑い)。屋台ではなにやら美味そうな臭いを立てているが、辛いものの食べ過ぎで胃の調子が今ひとつだったので断念。
特に買い物をするわけでもなく、南大門市場をあとにして、南山公園にある、金九像、ならびに安重根像を見る。資料館は17時までで見られなかった。
ビビンバを食って、南山公園の夜景を見る。ここはデートスポットらしく、南京錠に絵やメッセージを書いて引っ掛けるカップル多数。そして観光客も多数。