あれぐろ・こん・ぶりお 2楽章

備忘録も兼ねて。日記なんて小学生の時宿題で課された1年間しか続かなかったのですが、負担にならないように書けば続くものですね。

都響スペシャル「第九」

[出演]指揮/アラン・ギルバートソプラノ/クリスティーナ・ニルソンメゾソプラノ/リナート・シャハムテノール/ミカエル・ヴェイニウスバス/モリス・ロビンソン合唱/新国立劇場合唱団[曲目]ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 op.125《合唱付》 都…

大河ドラマ「どうする家康」雑感。

通読というか、通視聴(こんな言葉ないけど)して思ったことメモ。 ①1年間を通して思ったことは原作の小説がない分、最新の研究や解釈を盛り込んだ意欲的な家康像が出来ていたように思う。江戸時代の神君家康とも、逆に明治以降の狸親父とも異なる、人間家康…

朗読劇「スプーンの盾」を観る。

職場の方から急遽、VOICARION『スプーンの盾』の代打を受ける(シアタークリエ)。この芝居も初めてだったし、朗読劇自体が久しぶりだった(新国立劇場で観た「オズマ隊長」以来だと思う)。アクションが結構入るのかと思ったら、結構ガッツリした「朗読」劇…

東京都交響楽団 第988回定期演奏会Aシリーズ

[出演]指揮/大野和士ピアノ/ニコライ・ルガンスキー[曲目]レーガー:ベックリンによる4つの音詩 op.128ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1番 嬰ヘ短調 op.1シューマン:交響曲第4番 ニ短調 op.120(1851年改訂版) 都響の定期演奏会に行ってきた。 レーガ…

東京都交響楽団 第987回定期演奏会Aシリーズ

[出演]指揮/小泉和裕ピアノ/イノン・バルナタン[曲目]チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 op.23プロコフィエフ:交響曲第5番 変ロ長調 op.100 都響定期演奏会。バルナタンをソリストにチャイコフスキーのピアノ協奏曲1番とプロコフィエフの…

葵トリオコンサート@さいたま

プログラム ドビュッシー:ピアノ三重奏曲 ト長調 メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調 ラフマニノフ:ピアノ三重奏曲第2番 ニ短調 今日はさいたま市文化センター(南浦和)小ホールにて葵トリオのコンサートを聴く。 「さいたま市文」といえば夏の…

人生初の「内田光子体験」

モーツァルト:ピアノ協奏曲第25番 ハ長調 K. 503シェーンベルク:室内交響曲第1番 作品9モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番 変ロ長調 K. 595 人生初の内田光子をサントリーホールで聴く。 マーラーチェンバーO.とモーツァルトの25番、27番。あと、シェーンベ…

東京都交響楽団 第985回定期演奏会Aシリーズ

[出演]指揮/オスモ・ヴァンスカ[曲目]シベリウス:交響曲第5番 変ホ長調 op.82シベリウス:交響曲第6番 ニ短調 op.104シベリウス:交響曲第7番 ハ長調 op.105 このところ休日なしで2週間目に突入していたが、今日は万難を排して #都響 定期演奏会(東京…

NHK交響楽団 第1993回 定期公演 Cプログラム

プログラム ニルセン/アラジン組曲 作品34 -「祝祭行進曲」「ヒンドゥーの踊り」「イスファハンの市場」「黒人の踊り」 シベリウス/交響曲 第2番 ニ長調 作品43 指揮:高関健 N響C定期終了(NHKホール)。来日不可能になったブロムシュテットに代わり高関…

映画『福田村事件』を観る

ノンフィクション映画の森達也による「福田村事件」をようやく見る。見終わった後の後味の悪さは屈指だろう。 元々、被差別部落民の行商人たちによる虐殺事件だけに情報量多めなのだが、そこに社会主義者や朝鮮人の問題も絡んで入れ子構造な映画だった。プロ…

東京シティ・フィル 第364回定期演奏会

出演指揮:高関健(常任指揮者)メゾ・ソプラノ:池田香織 曲目ワーグナー:歌劇「さまよえるオランダ人」序曲ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」より前奏曲と愛の死ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調 WAB109 東京シティpo.定期演奏会を聴きに初台へ…

東京都交響楽団 第980回定期演奏会Aシリーズ

[出演] 指揮/サッシャ・ゲッツェルヴァイオリン/ネマニャ・ラドゥロヴィチ[曲目]リャードフ:ポロネーズ ハ長調op.49-プーシキンの思い出に-チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.35チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 op.64 今日は都…

パシフィックフィルハーモニア 第158回定期演奏会

出演指揮:グイド・マリア・グイーダピアノ:谷昂登 プログラムブラ-ムス:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 作品83R.シュトラウス:交響的幻想曲「イタリアより」作品16 パシフィックフィル定期を聴きに行く。 8月は基本的にオケは無いから、この時期のコンサー…

フェスタ サマー・ミューザの新日本フィル回を聴く

新日本フィルハーモニー交響楽団〜広上淳一のザ・ベートーヴェン!〜 指揮:広上淳一プレトーク 広上淳一(聞き手:池田卓夫)ベートーヴェン:交響曲第6番 ヘ長調 「田園」 Op. 68ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調 「運命」 Op. 67 思い出したかのように…

デュトワ再び~新日本フィル 第650回定期演奏会

プログラムドビュッシー:牧神の午後への前奏曲ストラヴィンスキー:バレエ音楽『火の鳥』組曲(1919年版)ベルリオーズ:幻想交響曲 op. 14指揮:シャルル・デュトワ 新日本フィル/デュトワ指揮のトリフォニーシリーズを聴いた。昨シーズンの海やラヴァルス…

「未来をつなぐもの3 楽園」(作:山田佳奈、演出:眞鍋卓嗣)を観る。(新国立劇場)

スタッフ【作】山田佳奈【演出】眞鍋卓嗣【美術】伊藤雅子【照明】佐藤 啓【音楽】久米大作【音響】加藤 温【衣裳】山下和美【ヘアメイク】高村マドカ【演出助手】城田美樹【舞台監督】川除 学 キャスト豊原江理佳土居志央梨西尾まり清水直子深谷美歩中原三…

パシフィックフィルハーモニア 第156回定期のことなど

シューベルト:交響曲第5番 変ロ長調シューベルト:交響曲第9番 ハ長調 「ザ・グレート」 指揮:外山雄三 今さらながら、先日のパシフィックフィルハーモニア東京の演奏会について書いてみる。 10年ぶりくらいの外山雄三と言うことで聴きに行った。御年92歳…

アルゲリッチを今年も聴けた。

日本生命presents ピノキオ支援コンサート 室内オーケストラ・コンサート別府アルゲリッチ音楽祭・水戸室内管弦楽団共同制作 出演ディエゴ・マテウスマルタ・アルゲリッチ水戸室内管弦楽団プログラムS. プロコフィエフ:交響曲 第1番 ニ長調 op.25〈古典的〉…

東京都交響楽団 第975回定期演奏会Aシリーズ

[出演]指揮/山田和樹合唱/東京混声合唱団*、武蔵野音楽大学合唱団*児童合唱/東京少年少女合唱隊**[曲目]三善 晃:混声合唱とオーケストラのための《レクイエム》(1972)*三善 晃:混声合唱とオーケストラのための《詩篇》(1979)* 三善 晃:童声合…

ゆうめい「ハートランド」を観る。

作・演出池田 亮■コメント 普段は実の父親に出演してもらったり、亡き祖父の絵画を舞台美術に加えたりする私達ゆうめい。ですが今回の新作は、とあるコミュニティでのフィクションを描きます。フィクションといっても現実との地続きで自分が見て会…

シティ・フィル「飯守泰次郎のブルックナー交響曲第8番」

今日が新年度1発目のコンサート。東京シティ・フィル&飯守泰次郎によるブルックナーの8番だ。 職場に今週きた新人くん達がいたけれど、頑張って仕事をしている脇でサントリーホールへ向かってしまった(苦笑)。何事もメリハリ大事! 飯守氏は暮れの第九より元…

映像の世紀バタフライエフェクト「戦争の中の芸術家」(メモ)

今日の「映像の世紀」は戦時下の芸術家だった。何の因果か、ちょうど坂本龍一の他界の報が出た翌日にこうした番組が放送されたのだけれど、内容はクラシックファンからすれば物足りないが、一般向けには十分だろう。フルトヴェングラーを軸にショスタコーヴ…

東京都交響楽団 第970回定期演奏会Aシリーズ

年度末最後の(というより、コレ一回しか行っていないんだけれど)コンサートは都響A定期、東京文化会館でマーラーのsym.2番、指揮は大野和士。ソプラノが中村恵理、メゾソプラノに藤村実穂子。そして合唱は新国立劇場合唱団。 この布陣で悪いはずはない。…

彩の国シェイクスピアシリーズ「ジョン王」

23日に観たシェイクスピア「ジョン王」の感想。 いつも上演するさいたま芸術劇場が長期の改修工事に入る関係で埼玉会館に場所を移した。もちろん、芸劇が出来る前は文化センターや埼玉会館で演劇上演をしていたが、芸劇の演劇ホールとしての使い勝手の良さ…

都響968回定期演奏会

2月はA定期はないので、都響C定期を聴く(東京芸術劇場)。曲はラロ「スペイン交響曲」、ベルリオーズ「幻想交響曲」。指揮はトルトゥリエ、ヴァイオリンがベイルマンであった。 ラロはベイルマンの意欲的表現が印象的。しかもそれを可能にする抜群の技術が…

朝日新聞「侵攻1年 どうなるウクライナ」(メモ)

備忘録。 ウクライナの人たちの対ロ感情も相当悪化しているだろうな。(現地の方のインタビューを聴きながら)とはいえ、ウクライナ国内のロシア人とロシア政府を切り離せているのはまだ救いだと言うべきか。 ①教育現場からロシア語→ウクライナ語への転換が…

札幌交響楽団東京公演2023

札幌交響楽団の東京公演を聴く。(サントリーホール) 都響ガイドで案内が出ている、というのもあって(←これは都響の在り方として良い取り組み)、コロナ禍で特に大変だという札響の応援の意味も込めて奮発してS席をとった。(自分にとっては頑張った。笑い) 武…

紀尾井レジデント・シリーズ I 葵トリオ(第2回)

呆れかえるニュースもあったけれど、コンサートの記録として昨日聴いた、紀尾井レジデントシリーズ。(を本当は残そうと思った) 日本人初のミュンヘン国際音楽コンクール優勝の葵トリオの演奏会で、シューマン、ショパン、メンデルスゾーンのピアノ・トリオ…

都響966回定期シリーズ

1月の都響定期公演(東京文化会館)を聴きに行く。 都響初の客演となるストルゴーズ指揮、Vn.ソロにクーシストを迎えてシベリウスのカレリア序曲、Vn.協奏曲、マデトヤの交響曲第2番というフィンランド・プログラムだ。 非常に珍しい、マデトヤは人生初の生…

飯守泰次郎/東京シティ・フィル「第九」

今年最後のコンサートは東京シティpo.と飯守泰次郎によるベートーヴェンの第九。飯守が第九を振るのは久々で、最近の足腰の弱り具合からするとそんなにチャンスは多くないな,と思ってチケットを買った。シューマンのときより一層、覚束ない足取りにヒヤリと…