あれぐろ・こん・ぶりお 2楽章

備忘録も兼ねて。日記なんて小学生の時宿題で課された1年間しか続かなかったのですが、負担にならないように書けば続くものですね。

フィルハーモニックアンサンブル管弦楽団 第75回演奏会

指揮    小林 研一郎
合唱指揮    中村 拓紀
独唱    澤畑 恵美
山下 牧子
コンサートマスター    永峰高志(元N響首席奏者)
合唱    大久保混声合唱
同志社混声合唱団 東京
合唱団LAb
洗足学園音楽大学OB合唱団
歌劇派*サラスヴァティ
マーラー / 交響曲第2番「復活」

フィルハーモニック・アンサンブル管/小林研一郎指揮によるマーラーの「復活」を聴く(サントリーホール)。
コバケンの指揮はコロナ以来なのでとても久しぶりだ。
その間にコバケンも80代に突入し、力演から匠の技へと変化するのか?と思っていたら、案外そんなことはなく。2024年のトレンドとは異なる旧世代のマーラー演奏だった。聴きながらクレンペラーとかテンシュテットとかかな、なんて思ってしまったもんな。後期ロマン派の大輪としてのマーラー

アマオケだから技術がどうか、とかは意味をなさない。でも、フルートはじめ、木管は非常に上手。危なげない演奏だった。コンバスも8人いて1楽章はゴリゴリ鳴る。ちゃんと1楽章→5楽章で「レスレクション」が明確に描かれたのはさすが。コバケンはいつもより冷静に・明確に・丁寧に指揮していたように思う。アマオケ相手に破綻させずに最後までマーラーのカタチを作っていて「コバケン先生と生徒たち」とでもいうような印象だった。
5楽章コーダの熱量は圧巻。さすがであった。