あれぐろ・こん・ぶりお 2楽章

備忘録も兼ねて。日記なんて小学生の時宿題で課された1年間しか続かなかったのですが、負担にならないように書けば続くものですね。

2010-01-01から1年間の記事一覧

都響スペシャル「第九」

東京都交響楽団「第九」演奏会 2010年12月24日 会場:東京芸術劇場ウェーバー:歌劇「オベロン」序曲 ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 作品125「合唱付」指揮:ジェイムズ・ガフィガン ソプラノ:エヴェリーナ・ドブラチェヴァ メゾソプラノ:イリーナ・…

奥井智之『社会学の歴史』

社会学の歴史作者: 奥井智之出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 2010/09/01メディア: 単行本 クリック: 16回この商品を含むブログ (10件) を見る 著者は亜細亜大で社会学を講じる。タイトルのとおり「社会学の歴史」について扱った、いわば理論史にあた…

施策と矛盾 石原発言

2010年12月21日の東京新聞特報欄より 施策と矛盾 石原発言東京都の青少年健全育成条例問題の渦中に発せられた石原慎太郎知事の「同性愛者への蔑視発言」が議論を呼んでいる。発言は同性愛者への差別撤廃も掲げていたとの人権週間の最中に飛び出した。さらに…

20代指揮者の実力は? 都響709回定期演奏会

東京都交響楽団 第709回定期演奏会 Aシリーズ ヤクブ・フルシャ プリンシパル・ゲスト・コンダクター就任披露公演2010年12月20日(月) 会場:東京文化会館指揮:ヤクブ・フルシャ ピアノ:ニコライ・ルガンスキーリスト:交響詩「レ・プレリュード」 ショパン…

アルブレヒト・デューラー版画・素描展 宗教/肖像/自然@国立西洋美術館

「1500年の自画像」とかでお馴染みのデューラー展を観に行く(もっとも、目的は忘年会という邪な理由のいわば「ついで」のような扱いなのだが。苦笑)。 デューラー(1471-1528)はドイツ・ルネサンス期を代表する芸術家であり、また、ルター派の芸術家でも…

藤野栄介『指揮者の知恵』 (学研新書)

指揮者の知恵 (学研新書)作者: 藤野栄介出版社/メーカー: 学習研究社発売日: 2010/09/22メディア: 新書 クリック: 15回この商品を含むブログ (2件) を見る 著者は指揮や音楽プロデューサーといった職業をする人物で現在はロシアを中心に活動しているようだ。…

これがフレンチ・ピアニズム

東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 第244回定期演奏会 「ルイサダ&宮本文昭のブラームス」 2010年12月9日(木)午後7時開演 東京オペラシティ コンサートホール 指揮:宮本文昭 ピアノ:ジャン=マルク・ルイサダ曲目 ブラームス / ピアノ協奏曲 第1…

問題なのはこの次のセリフ。

石原慎太郎の発言が酷すぎる。都青少年健全育成条例改正案:PTA団体など、都に成立求め要望書 /東京(毎日新聞) http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20101204ddlk13010267000c.html 都内のPTA団体などが3日、都青少年健全育成条例改正案の成立を求…

丸沼芸術の森所蔵 アンドリュー・ワイエス展 −オルソン・ハウスの物語− @埼玉県立近代美術館

2年ぶりくらいにワイエスの画を見る。埼玉の丸沼の森美術館に収蔵している作品を今回展示している。水彩画を見るのは久しぶり。 どうやら、そちらはスペース的にあまり一度に作品を展示できないという物理的制約があるらしい。 簡単に言えば、Bunkamuraでみ…

曲との相性? 都響第706回定期演奏会

東京都交響楽団 第706回定期演奏会 Aシリーズモーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調 K.216 ブルックナー:交響曲第6番 イ長調指揮:エリアフ・インバル ヴァイオリン:四方恭子 11月定期だけれど、もうその11月が終わろうとしている。もうちょっとバ…

戦後世界経済史―自由と平等の視点から (中公新書)

戦後世界経済史―自由と平等の視点から (中公新書)作者: 猪木武徳出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2009/05/01メディア: 新書購入: 14人 クリック: 159回この商品を含むブログ (81件) を見る 猛烈にオススメできる本だ。2010年に読んだ「この新書は凄い…

ラトルとグレイト

シューベルト: 交響曲第9番「ザ・グレイト」アーティスト: ラトル(サイモン),シューベルト,ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン発売日: 2006/01/12メディア: CDこの商品を含むブログ (7件) を見る ベルリン・フィ…

正攻法による英雄。

東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 第243回定期演奏会 創立35周年記念ベートーヴェン交響曲全曲シリーズ第3回ベートーヴェン / 「レオノーレ」序曲 第3番 作品72a ベートーヴェン / 交響曲 第1番 ハ長調 作品21 ベートーヴェン / 交響曲 第3番 変ホ長調…

部分最適が陥る罠

youtubeにupされた尖閣諸島沖での海上保安庁の巡視船と中国漁船の映像を見た。当日は衝突の話ばかりだったが、ここに来て情報漏洩の方に話がシフトしているような感じがする。 APECサミットのテロ対策情報もどうやら意図的に漏洩されたようだ。もっとも、こ…

ゴッホ展-こうして私はゴッホになった-

没後120年 ゴッホ展-こうして私はゴッホになった- 代休みたいなモンなので、六本木の国立新美術館に行く。 12月までやっているが、今あたりに行けば、それなりに空いているだろうという目算だ。 ゴッホはポツポツと見るけれど、まとまってみるのは今回が初め…

じゃじゃ馬馴らし (彩の国シェイクスピア・シリーズ第23弾 )

作:W.シェイクスピア 演出:蜷川幸雄 翻訳:松岡和子出演(主要キャスト) 市川亀治郎(カタリーナ) 筧 利夫(ペトルーキオ) 山本裕典(ルーセンショー) 月川悠貴(ビアンカ)磯部 勉/原 康義/廣田高志/横田栄司/妹尾正文/岡田 正 清家栄一/飯田…

東京都交響楽団 第704回定期演奏会 Aシリーズ(10/18)

会場:東京文化会館指揮:ベルンハルト・クレー ヴァイオリン:ラファエル・オレグR. シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」 作品20 モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番 ニ長調 K.218 モーツァルト:交響曲第31番 ニ長調 K.297 「パリ」 R. シュトラウ…

教育問題はなぜまちって語られるのか? ブックリスト

というわけで、ここに挙げておく。(教育問題はクズ本が多い分野らしいので) いじめ問題 森田 洋司 , 清永 賢二『いじめ―教室の病い』(金子書房 1994) 内藤朝雄『〈いじめ学〉の時代』(柏書房 2007) 阪西友秀、岡本祐子『いじめ・いじめられる青少年の…

教育問題はなぜまちがって語られるのか?

教育問題はなぜまちがって語られるのか?―「わかったつもり」からの脱却 (どう考える?ニッポンの教育問題)作者: 広田照幸,伊藤茂樹出版社/メーカー: 日本図書センター発売日: 2010/09/16メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 7人 クリック: 117回この商品…

青柳いづみこ『ボクたちクラシックつながり―ピアニストが読む音楽マンガ』

ボクたちクラシックつながり―ピアニストが読む音楽マンガ (文春新書)作者: 青柳いづみこ出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2008/02/01メディア: 新書購入: 3人 クリック: 14回この商品を含むブログ (28件) を見る 副題のまんまの内容である。 一般読者なら「…