あれぐろ・こん・ぶりお 2楽章

備忘録も兼ねて。日記なんて小学生の時宿題で課された1年間しか続かなかったのですが、負担にならないように書けば続くものですね。

カポディモンテ美術館展 ルネサンスからバロックまで@国立西洋美術館

 代休で平日が休みになったものだから、イタリア・ルネサンス期の美術品を収容するカポディモンテ美術館展に行ってみた。ちなみに、カポディモンテ美術館はナポリにあるという。いつか、といわず、10年以内には行ってみたいなぁ…。もともと収蔵品は王族のコレクションだったそうな。へぇ。徳川美術館みたいなもんかね?

 振り返ってみると、ルネサンス期の美術品をまとめて観るのは管理人にしては珍しい。世界史関係は疎い(驚愕するほど無知というわけではないが)し、キリスト教野生書の勉強はまともにしてない。せいぜい本を数冊読んだだけという状態だから、この時代の美術作品はちょっと敬遠していたところはある。
 もっとも、この夏に放送大学の「芸術史と芸術理論」を観ていたわけだから、実地で観に行くというのもあって良いだろう、と(笑い)。


 ルネサンス期の美術は、管理人が思い描いていたよりもずっと観やすいモノだった。もっとも、印象派のように色彩感があふれ出るような画ではないのだけれど、それでも、キリスト教的な、原罪を背負った人間像ではなく、ありのままの人間像を描くこの時代の美術は知識が無くても楽しめる。
 もっとも、マグダラのマリア、とか、エジプトのマリア等々、やっぱり聖書をはじめとするキリスト教の教えが分かった方が断然面白いのだろう。

 管理人がルネサンスだなーと思ったのは、教科書で見た「アテネの学堂」やボッティチェエリの「春」のような色使いや、構図の画が多いことだ。まあ、だからこの時代の絵画作品をルネサンス美術というのだろうが。

 そういえば、今月末から埼玉県立美術館で「丸沼芸術の森所蔵 アンドリュー・ワイエス展 −オルソン・ハウスの物語−」、来月アタマから国立新美術館で「没後120年 ゴッホ展 こうして私はゴッホになった」だという。

 上手く休みを利用して観に行きたい。もちろん、コンサートもなのだが。