あれぐろ・こん・ぶりお 2楽章

備忘録も兼ねて。日記なんて小学生の時宿題で課された1年間しか続かなかったのですが、負担にならないように書けば続くものですね。

郵政解散

ギリギリで可決すると思っていたので、意外にも造反議員が多くてビックリ。日曜に日テレの「バンキシャ」で見せた亀井の表情はこういう事だったのか、と思った次第。
ただし、本気で小泉が解散をするとは思ってなかったのではないだろうか?解散したとしても「抵抗勢力」のレッテルを貼られ、選挙の顔に亀井や綿貫辺りを据えたところで、あまりにも国民ウケが悪すぎる嫌いがあると思うが…。それでも実行したらある意味で神の境地ですね。


さて、解散したわけですが「郵政解散」とあるだけあって、総選挙の争点は郵政民営化になるのでしょうか、それとも他に争点が移るのか?
小泉サイドとしては何としても郵政解散にして、争点を郵政民営化にしたいと考え、一方、民主党は争点を小泉内閣の失政、自民党政治そのものへの批判にとしたいハズ。
民主党は基本的には行財政改革には賛成なものの、今回の採決では民営化に反対、という国民にとって分かり難い選択をしているので争点ずらしに躍起になると個人的には予想。


ここでマスメディアの役割について、簡単に…。
政治とメディアの関係で言えばマスメディアの及ぼす政治への影響、とりわけ、投票行動に与える影響は限定的とされてます。
つまりマスメディアの報道いかんによって有権者の支持・不支持は決まらない。ということです。マスメディアが与える影響は争点を作り出すこと。政治学では「マスメディアの議題設定機能」と呼ばれるヤツです。
なので、与野党がそれぞれ自分に有利な方向に、メディアを通じて争点を主張しているのは印象的でした(報道ステーションに出た岡田とWBSに出た山崎の各発言)。


これから約一ヵ月の選挙戦、争点がどこに行くのか、が勝敗を左右するポイントになるだろうと思います。個人的には(仮)北海道新党を鈴木宗男が結成するかどうかも気になるところですが…。その辺りは小選挙区制との関係で…。

※敬称略