あれぐろ・こん・ぶりお 2楽章

備忘録も兼ねて。日記なんて小学生の時宿題で課された1年間しか続かなかったのですが、負担にならないように書けば続くものですね。

杉並区教科書採択雑感

杉並区では扶桑社版の教科書を採択したとのニュース。新しい歴史教科書をつくる会の皆さんは喜んでいるんだろうなぁ。その支持者のヒトもだろうけど…。
とはいえ、どこの教科書を使おうとも、結局は教員の裁量の問題だからあまり関係ない気もするんですが。というのも、教科書なんてモノを読ませるような授業なんて退屈この上ないという、自分の経験と歴史の教科書を授業のたびに読んでいたか?という事を思うと、結構「?」です。
教科書を読ませるだけの授業なんぞ教員の力量不足の表れだと思っている管理人にとっては「どこの教科書を使おうが同じ」とも思うからなんですけどね。


ただ、新しい〜の皆さんと支持する皆さんは、この後、どーしたいんでしょうね。扶桑社版教科書を遍く日本中に普及させて、日本大好き、日本人の誇り!という国民を創る…というのは分かるんですけど、一歩間違えると、去年のサッカー東アジア杯の北京市民の暴動みたく、品のない大衆が量産されてしまわないんでしょうか?
それとも、日本人も品のない暴動をする大衆にしたいのかなぁ。と思ったりするんですが、その辺はどーなんでしょ。「みっともない」と言う言葉とその精神は日本人らしくて良い美徳だと思うんですけどね…。皆さんはもっと勇ましいのが好きなのかな。管理人は「奥ゆかしい」のが好きですが、こればっかりは価値観ですからねぇ。


日本的な美徳とは整合性を最初から持たないモノが、ヨーロッパから来た国民意識(あるいはnation-states)だと思うんですけど…。