あれぐろ・こん・ぶりお 2楽章

備忘録も兼ねて。日記なんて小学生の時宿題で課された1年間しか続かなかったのですが、負担にならないように書けば続くものですね。

草津センチメンタルジャーニー③

自然の造形美と破壊力〜浅間山鬼押し出し

 最終日は草津から軽井沢を通って帰ることに。草津から軽井沢は結構近いです。国道沿いに真っ直ぐ。草津→北軽井沢→中軽井沢→新&旧軽井沢って感じでした。軽井沢は日本でも知らない人がいないほど有名な避暑地。
 明治時代、宣教師のヒトがやってきて自分の故郷に気候が似ているところから避暑地軽井沢が始まったと言われています。詳しくは軽井沢町の観光ホームページでも飛んでください。ぶっちゃけ、管理人と軽井沢は似つかわしくない感じですね(笑い)。やっぱり若年寄と言われようと草津が良いです。
 なんだか軽井沢ばっかりになってしまいました。本題に戻りましょう!
 最終日は民宿の女将さんと朝食後に談笑したり何だりで、出発が遅くなった関係で取り上げるようなところはあまり無かったワケなんですが、一つあげるなら、鬼押し出しでしょう。浅間山は活火山として有名ですね。その浅間山の火山活動によって出来たのが鬼押し出しです。どういう火山活動によって出来たのか、地学詳しい人がいたら聴いてみたいんですけどどうなんでしょう?
 鬼押し出しは初めて見る人はビックリすると思います。名勝の名に恥じない「珍奇」な景色です。これは一体!?みたいな風景が一面に広がります。荒々しい溶岩の形が幾重にも積み重なっているのは何とも不思議です。

 鬼押出し園から浅間山を見るとこんな感じ。しつこいようですが、ほんとにスケール感が出ませんねぇ…。
 去年の小噴火以降、最近は落ち着いている感がありますが、それでも鬼押出し園には「避難帯」なるところがあって、コンクリートで囲まれた簡単なシェルターらしきモノがあるくらいですから、やっぱり浅間山の活動は活発なんだぁと。そういえば、江戸時代天明の大噴火の時は90日間に及び、江戸でも揺れを体感できたらしいということだから相当なもんですね。火山灰は銚子まで降り注いだということらしいし…。日本史の教科書や資料集なんかで、逃げようと、母親を背負って階段を上る途中、火砕流に飲み込まれてそのままの姿で白骨化して発見された写真が載ってましたが、火山付近は常にこういった危険と隣り合わせなんだなぁと思いを巡らしてしまいました。
 地震活動&火山活動はリンケージしますからね。造山帯にある以上、地殻変動はやむを得ないし、活発な火山や頻発する地震といわば我々は同居しているわけですから。それでも、マイナスばかりじゃなくて、火山活動あればこそ温泉もあるワケなので、災難ばかりに目を向けないで、恵みの部分もあること、いわばコインの表裏だってことを自覚しなくちゃダメですよね。

 でも、草津、ホントに良かったなぁ。また行きたいなぁ。でも、他にも行きたい温泉はいっぱいあるんで今度行けるのは一体いつになることやら…。


 繰り返しですが、暇がございましたら是非、草津温泉へ(笑い)。