あれぐろ・こん・ぶりお 2楽章

備忘録も兼ねて。日記なんて小学生の時宿題で課された1年間しか続かなかったのですが、負担にならないように書けば続くものですね。

ああ…すいません@働きマン

働きマン(1) (モーニング KC)

働きマン(1) (モーニング KC)


 バイト仲間から『働きマン』を借りる。評判だって言うので。
 庵野モヨコは知っているヒトも多いだろうけど、エヴァンゲリオンの監督・庵野秀明の妻もしています。
 ざーっと読んでの雑駁な印象は「働かなくてすいません」ということかなぁ(苦笑)。
 僕はこんなに働けません…働かないマンにしかなれなさそうだ。ま、その先に待ち受けているのはNEETかフリーターなのかもしれませんが…。
 週刊誌ネタですが、当初、フジの月9で「働きマン」がドラマ化を予定したコトもあったという。けど、月9ゆえに恋愛の要素を入れたかったフジサイドに対して庵野モヨコは拒否して、結果、「サプリ」に変更になったとか。
 どっちもバリバリ働く女性が主人公ですが、働きマンは「男性的に働く女性」と言ったらいいのかな。しかもサプリではCMプランナー、働きマンでは週刊誌編集者。いわゆる「業界ネタ」の話だ。花形と呼ばれる出版は、その一方で相当にエグいらしいから、その内実の一端が伺えるのは面白い。
 主人公のキャリアウーマンと言うよりも逞しさが面白いのかも。


 働く女性ってことで、ちょっとフェミニズムと絡めてみる。
 フェミニズムの立場も様々ですが、一つは、働きマンみたく、女性も男性並みに働ける環境を作るべきだとするモノ。つまり、男女の区別はなく、あるのは人間だ。だから男女全く平等にすべきだ、と考える普遍主義的アプローチがあります。
 その一方で、人間の社会生活は労働と家庭の両方が存在するのに、家庭を犠牲にしないと成立しないような現在の労働のあり方は男性によって形成されたモノだ。と考える人もいます。こーいうひとにとっては労働のあり方、ひいては社会のあり方家庭生活と両立可能にするべく、構造的に転換させる必要があると考えます。特性論的アプローチですね。
 いずれにせよ、現在いくぶんは変わってきたとはいえ、女性と経済活動の問題はかんがえていかなくてはならないでしょうねぇ。

働きマン(3) (モーニング KC)

働きマン(3) (モーニング KC)