文化祭と神保町「さぼうる2」
今日は文化祭の片づけ日にあたるので、学校は休み。だからこんな時間にダラダラ書き連ねているわけで…。
他の大学に通う人に話を聞くと、文化祭期間を含めて1週間くらい「秋休み」を取るところもあるようだ。へぇ〜。
さて、先日予告した通りのネタ。
ゼミの後輩の文化祭での発表に顔を出すため、土曜は大学へ。
管理人のいた大学は予算制約とか立地とかもろもろの事情もあり文化祭が(他と比べて)それほど盛んではない気がする。けど、卒業した後で見ると、その「ゆる〜い感じ」がまた牧歌的でユースフルネスだなぁ(つまりは青春っぽい)、なんて思っちゃいました。
発表前に軽食。軽食とはいえ、カレーを食べたんですが…。
行ってきたのは、神保町の喫茶店「さぼうる2」。
神保町の中でも老舗なんじゃないのかな。なかなか雰囲気のある喫茶店です。
知らないヒトのために断っておくと、「さぼうる」の隣にあるのが「さぼうる2」。「さぼうる」の方がホントに喫茶(まぁコーヒーだけど)メインなのに対して、「さぼうる2」は軽食メイン。カレーだったり、ナポリタンだったり、ハンバーグだったり…がメニューに並びます。。
目的が喫茶でなくて食事だったために、そのまま「さぼうる2」へ。
時代を感じさせる店内には昼過ぎにもかかわらず結構混んでました。
写真にあるように、カレーを注文。
深皿に盛られたカレーはルゥ・タイプ。そして中辛。非常にオーソドックスなカレーです。一口食べて「ああ、王道のカレーだなぁ」と思わせられます。野菜は少なめ。ひょっとすると形が無くなってしまったのかも。ジャガイモは発見できたかな。その分、肉はほどよく入ってます。
喫茶店にしては盛りも良く、軽食と言うより、しっかりとした食事です。
これでミニサラダが付いて650円。ドリンク付きのセットは850円。
神保町のど真ん中、というコトも考えれば、コストパフォーマンスも優れていると言えるでしょう。
けど、管理人がプッシュしたいのはカレーのレベルの高さもさることながら、やっぱりその雰囲気です。あの時間帯だと慌ただしさがどうしても出てきてしまうのですが、不思議なことに店内ではゆっくりとした時間が流れているような感じがします。
それは長年かけてあの店が作ってきたモノなんでしょうねぇ。
その後、神保町古書街をぶらつき、大学に戻って発表を聞く。
内容はおおよそ国民国家とグローバル化の関係についての考察。
国民国家は英語にすると「Nation State」となるのはご存じの通り。
Nationって言葉が両義的で、民族という側面と国民という側面があり、どちらに重点を置くかでNation Stateの意味が若干ズレが出てくるように個人的には思う。
そのズレというのは国民国家が理念的には「一つの民族、一つの国家」というスローガンで成り立っているものの、実際にはそんなことがなく、一つの国家が成立した時点では、国内には多くの諸民族(そこまでいかなくても生活・風俗を異にする諸集団)がいる場合が多い。しかし国家成立後に中央政府は国民の形成を行う。つまり国家による一国民の創造だとも言える。(ちょっと極端なんだけどさ)
けど、グローバル化が進むと、そうした国民国家の枠組みが崩れていきますね。ってコトで、どーしたら良いんでしょうね?という話だった。
ま、それでも一生懸命勉強してたし、その後の打ち上げにも参加して、久しぶりに楽しく歓談できた。めでたしめでたし。