あれぐろ・こん・ぶりお 2楽章

備忘録も兼ねて。日記なんて小学生の時宿題で課された1年間しか続かなかったのですが、負担にならないように書けば続くものですね。

初めてずくし

 こないだ人生初の経験を一度に三つもした(笑い)

 一つめが去年、新しく立て直された杉並公会堂に行ったこと。
 二つめが女声合唱のコンサートを聴いたこと。
 三つめがベーゼンドルファー(←ピアノのブランド名)を聴いたこと。


 杉並公会堂は学校までの途中にあるんですが(途中下車しないとダメ)、いままで不思議とスルーしてました。
 荻窪駅を降りて杉並街道沿いに歩くと割合すぐにあるのが杉並公会堂。日本フィルの本拠地。まだ大ホールに入ったことはないんですが、新しくて、でも派手な感じは全くなくて、好印象。日の光が入りやすいように大きく入り口付近がガラス張りになっているのがフォトからも分かるかと思います。

 ここで日本フィル聴いてみたいなぁ。

 で、いままで器楽だったのが、初めて合唱のコンサートを聴きました。親戚の関係なんですけどね。
 いわゆる「女声合唱」というヤツです。しっかりトレーニングされた女声はあたかも全身が楽器のようになるんだなぁ…と思ったり。声楽の歌い方って、普段聴くようなポップス系の歌声と違いますね。声の出し方が違うというか、歌詞や曲そのものの違い以上に歌を巡る価値観が違っているような気がする。どっちもアリだけど、普段聴かないからとりわけ新鮮だった。

 で、その時に伴奏で使われていたのがベーゼンドルファーだったわけですよ。
 ベーゼンドルファーっていうのはいわゆる「ヤマハ」とか「スタンウェイ」とかピアノ製作会社の名前。オーストリアに本社のあるベーゼンドルファー社が制作するピアノです。

 クラシックの世界だとスタンウェイがトップシェアを誇って、他の追随を許しません。いうなればパソコンの世界におけるWindowsくらい図抜けている、といえば分かるかな。しかもベーゼンドルファーは絶対数が少ないので、実物を見るの初めて。
 今まで名前は聞いたことあったけど…という世界だったので実際のピアノの音を聴けてビックリしました。
 会場に着いたら、ピアノの側面に付いているロゴが見慣れないな、と思って近づいてみたらやっぱりベーゼンドルファーだった、というわけです。

 スタンウェイと違って、グランドピアノ全体が共振して音を出す、そーいう仕組みのピアノでした。伝わりにくいかな、でもピアノの「箱」全体が鳴ってます。
 だから中低音が非常に柔らかなんですよね。ブラームスの歌曲の伴奏をしているときに管理人のイメージする「ブラームスっぽい」ピアノの音が聞こえてくるんですよね。
 いつかベーゼンドルファーを弾いたピアノリサイタルをして欲しいなぁ…と思ったり。
 ピアニストだけじゃなくてピアノの聞き比べも面白そうですね。