放言癖は治らない@太田誠一衆院議員:社民・福島党首を「極左」と中傷
太田誠一衆院議員:社民・福島党首を「極左」と中傷 - 毎日jp(毎日新聞)
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://mainichi.jp/select/today/news/20080114k0000m040107000c.html
何をもって「極左」とするか、あるいは、何をもって「中傷」とするかの議論があるだろうが、それでもこの一件から察するに太田誠一は相変わらず政治家なのによく考えてものを喋らない「放言癖」が相変わらず治らないのだなぁ…と思う。
太田誠一は早大を中心とするイベントサークル「スーパーフリー」事件(メンバーによる集団強姦事件)に際して、「集団レイプする人は、まだ元気があるからいい」と妄言を振りまいた御仁である。
そうした「経歴」からすれば今回もまた特に考えることなく「妄言を放言」していることになる。人間なかなか変われないものだが、ここまで学習効果のない人間が国会議員になるのも珍しい。選ぶ有権者も有権者なんだろうけど。ろくな候補者がいないんだな、福岡3区って。
この人の頭の中は、(自民党)政府に反対する側=「極左」であり、テロリストである。
前職は大学の教員だったようだけど、知識はあるけれど、底の浅い、考えの足りない人間の典型な感じがする。もっともこれは主観なのだが…。
ただこの現在の(自民党)政府に反対する側=極左=テロリストという発想は、自分たち以外の価値観はその存在を認めないという発想と同じであり、実のところその発想自体がテロリズムを支える「原理主義」以外の何物でもないだろう。
どうも日本は左右の政権交代が無いがために、政府=自民党=愛国者みたいなイメージが存在するが、本来であれば左右のイデオロギー対立と愛国心とはそれほど関係性はない。
それゆえフランスでは左派であると同時に愛国者でもあるということがある。それは何も不自然なことではない。また、ドイツでは「憲法パトリオティズム」を提唱するのは左派の側である。
むしろ殊更に「自分たち」と「異質な他者」といった捉え方をしようとすると、それまで社会に潜んでいた「区分」を顕在化させることになり、むしろ対立が激化する。
むしろテロ対策という観点から捉えるならば、異質性に視線が向かいがちな日本社会の雰囲気にあっても、逆に「人間としての同質性」を考え、お互いに共存していける関係性を作る方向を目指していくことの方が妥当であろう。
何もたかだか自民党の「テロ対策基本法」に強硬に反対するだけで、それがテロ活動の容認に直結するわけではない。だったら、アメリカのテロ対策に協力しなかった仏独はテロ支援国家になるし、イラクから撤退したスペインやオーストラリアもテロとの戦いに屈したことになる。だが、そんなこという人間はどこにもいないだろう。もしかすると太田誠一ならそういうのかもしれないが。
まぁ、新春の挨拶で口が滑った、とも言えるのだろうが、浅はかな思考で不用意な発言をポンポン言うこと自体がテロについて深く考えたこともない太田の逆説的な証明にもなっていると思うのだが…。
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