運動の第一法則
- 作者: 久保帯人
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2009/04/03
- メディア: ペーパーバック
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別名慣性の法則、ともいうが。
現在のブリーチがまさにそれ。管理人は等速直線運動で買っている。摩擦係数の関係で、徐々に買うインセンティヴは低下している気がするが…。
いや、何が凄いって、38巻では「主人公が1コマも描かれない」のだ。扉絵にはなっているか。さすがに。けど、ストーリーに全く絡まないあたりは凄いぞ、ブリーチ。伝説を作っているな。
ああ、くどいようですが、今回は予告どーり、ブリーチ38巻感想です。
今回はサブキャラのサブキャラ、いわゆるモブキャラたちによる壮大な戦いである。サブキャラがメインになる話は、少女マンガでは王道だけど、ここまでいくと行き過ぎだよね。主人公(一護)の仲間?(それぞれの隊長)の、部下とか「どーするんだよ」って思ってしまう。この戦闘の描写は作者のアタマの中の壮大なストーリーの中でどう位置づけられているのか今ひとつ良く分からなかった。
とはいえ、個別な話をすると、イヅルは見た目そのまんまな、少年誌に似つかわしくない戦闘である。首を刈るって「少年誌的に」アリなの?
使えるセリフとしては射場の言葉だろうか。
逃げても 裏かいてでも 勝たにゃ意味がないんじゃ!
意地を通したけりゃ 力をつけえ 敵と戦うなら死んでも勝て
それが 筋を通すっちゅう事じゃ
だってさ。「正しいことをしたければ偉くなれ」に近いモノがあるよね。
半分は正解だろうなぁ。やりたいことを、願望として持っているだけじゃダメで、今置かれている現実から逆算して、いかに実現するかっていう計算高さは、夢見がちな人間には必要だろう。