あれぐろ・こん・ぶりお 2楽章

備忘録も兼ねて。日記なんて小学生の時宿題で課された1年間しか続かなかったのですが、負担にならないように書けば続くものですね。

帯広と幸福駅


 トマムの後、帯広に泊まっていたのだけれど、夕食に繁華街に出ると、「バターサンド」で有名な六花亭の本店がある。その「バターサンド」やら、ほかのお菓子の他に、この六花亭本店ではショートケーキやチョコレートケーキといった、ケーキ類も販売している。でね、このケーキが安いんですよ。1つ200円しない。社員のヒトに伺ったところ、どうも売り切らないと赤字になる価格設定なのだそうだ。お子様ランチと一緒で、一種のサービス商品だという。

 だから、帯広滞在中は、夕食をそこそこにとって、そのあと六花亭でケーキを買って、ホテルに戻って、お茶会をしていた。

 それで、六花亭の商品はいろいろあるのだけれど、そのなかに「中札内美術村 まくらぎ」というチョコレート菓子がある。だからなんだ、といわれそうだけれど、帯広の郊外に「中札内」という村がある。「なかさつない」と読むわけだけれど、その「さつない」から生まれた駅が、「幸福駅」である。
 「さつない」に漢字を当てて「幸震」。この「さつない」地区に、福井からの移住者が多数やってきたから「震」の部分に「福」を当てて「幸福」となったのが経緯だという。(ただ、ややこしいことに、幸福駅は行政上は帯広市内にあるらしい。良く分からん、このあたりの地理は)


 前の晩に雪がずーっと降っていた関係で、幸福駅周辺は随分と積もっている。


 ちなみに広尾線自体は1987年に廃線となり、今ではこの駅舎と、プラットホーム、そして、車両が展示されているのみである。冬のためかどうか良く分からないけど、車両の中には入れない。

 駅舎も残っているけれど、画鋲で留められた名刺がすごい量だ。
 まさに、「愛の国」(実際、10キロちょっと先には「愛国駅」がある)から、「幸福」へ。ということなのだろう。それにしても、このあたりの風景は、本当に絶景だった。多分、前日まで雪が降って、この日は快晴に近いような天気だったため、展覧会の写真や絵になるような風景が見られた。

 このあたりをドライブして、空港へ向かい、今回の旅行&スキーは終了。