あれぐろ・こん・ぶりお 2楽章

備忘録も兼ねて。日記なんて小学生の時宿題で課された1年間しか続かなかったのですが、負担にならないように書けば続くものですね。

丸沼芸術の森所蔵 アンドリュー・ワイエス展 −オルソン・ハウスの物語− @埼玉県立近代美術館


 2年ぶりくらいにワイエスの画を見る。埼玉の丸沼の森美術館に収蔵している作品を今回展示している。水彩画を見るのは久しぶり。
 どうやら、そちらはスペース的にあまり一度に作品を展示できないという物理的制約があるらしい。

 簡単に言えば、Bunkamuraでみたワイエス展の方が完成した作品が多数見られた。もっぱら丸沼にある絵を飾っているので、その意味で言えば見劣りがするのだけれど、今回の方がよかった部分もある。
 それは、タイトルのとおり、オルソン・ハウスの作品を中心に収蔵しているこの美術館は、完成された作品だけではなく、その完成された作品までの過程、つまり、大小様々なデッサンやスケッチが展示されている。それを見ると、1つの作品を作るまでにワイエスは部分ごとにさまざまなスケッチを描いている。

 画を実際に描くヒトにとってはもの凄く面白く感じるに違いない。

 個人的には、小学生時代に水彩画の描き方をきちんと教えて貰うべきだった。管理人の学校には図工の先生がいなくて、基本的に画の上手く描けない担任ばっかりだったので、小学校の図工の時間はあまり楽しい想い出がない。(それを考えると、小学校の教員の責任は大きいな)

 今ならちゃんと勉強できるのにな。それを自覚する頃には時間が取れなくなっているというのは何とも皮肉な話である。何かのきっかけに勉強できればいいのだけれどね。