ドヤ顔
デジタル大辞泉ではこんな風に定義づけられている
《「どや」は「どうだ」の意の関西方言》得意顔のこと。自らの功を誇り「どうだ」と自慢している顔
ニコニコ大百科なんかを引用するのは気が引けるが
「どや」(どうや)とは関西の方言で、「どうだ」(「How am I doing?」)という意味である。
「どうだ」と同様、言葉の裏に「今の自分(がしたこと)、格好良いだろ?」という含意がある場合もあるが、どちらにしても、ごく普通のニュアンスで使われる事が一般的である。
元々は関西芸人の間で使われていた言葉が、ここ最近になって全国的に広まったとされている。テレビ番組『Oh!どや顔サミット』によると『M−1グランプリ2006』で審査員のダウンタウン松本人志がフットボールアワー後藤輝基に「あのねぇ後藤くんねぇ、突っ込んだ後どや顔で僕を見るのやめてくれるかなぁ」とコメントしたのが一般に浸透したきっかけらしい(前述のように以前から存在していた言葉であり、この時に松本が思いついて生んだ言葉ではない。松本自身も前々から使用していた。)
「ドヤ顔」という言葉が意外と市民権を得ていてビックリ。管理人が関東圏の人間だというのもあるんだけれど、子ども以上に大人が使うことに強烈な違和を感じる。「得意げ」「自慢げ」「したり顔」じゃダメなのか?「ドヤ」にある品のない、どことなく相手を侮蔑する感じが嫌だ。
勿論、それは個人的な感覚でしかないが、大阪で「ドヤ」が使われるシチュエーションを想像すると、どうしても好印象は持てない。
「どうだ顔」とすると、やっぱり言葉としては締まらない。少なくとも、「どや」という俗語としての「不真面目さ」があって、にも関わらず「ドヤ顔」は「ドヤ」が使えない文脈にも登場してくるから、どうもイラッと来るんだと思う。
まあ、個人的な雑感ですので、お気になさらず。