あれぐろ・こん・ぶりお 2楽章

備忘録も兼ねて。日記なんて小学生の時宿題で課された1年間しか続かなかったのですが、負担にならないように書けば続くものですね。

歴史学の名著30(ちくま新書)

歴史学の名著30 (ちくま新書)

歴史学の名著30 (ちくま新書)

東大名誉教授、明大特任教授の著者による「ちくま名著30」シリーズの1冊。あくまでも「歴史学」の名著であって「歴史書」の名著ではないのに注意は必要だろう。だから他のレビューにもあるようにウェーバープロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』やフーコー『監獄の誕生』などが挙げられている。歴史学において歴史叙述の方法という問題が常に横たわるからであろう。ともあれ、古今東西の歴史書を1人の歴史学者が選ぶというというかなり大胆な企画ではあるが、どの本も確かに「名著」であることに疑いを差し挟むものはいないだろう。

とりあえず、30冊出してみる。うーん、でも確かに名著(笑い)。一生かかっても読み切れないような気が・・・。

『歴史』ヘロドトス
『戦史』トゥキディデス
史記司馬遷
漢書』班固
『日本中世史』原勝郎
ローマ帝国衰亡史』ギボン
日本外史頼山陽
『イタリア・ルネサンスの文化』ブルクハルト
『中世の秋』ホイジンガ
『地中海』ブローデル
愚管抄慈円
神皇正統記北畠親房
『読史余論』新井白石
『大勢三転考』伊達千広
『世界史の流れ』ランケ
東洋文化史』内藤湖南
『春秋左氏伝』(作者不明)
『史通』劉知幾
『アルファフリー』イブン・アッティクタカー
『歴史序説』イブン・ハルドゥーン
『歴史の研究』トインビー
ガリア戦記カエサル
『ヴェトナム亡国史 他』 潘佩珠(ファン・ポイチャウ)
ロシア革命史』トロツキー
第二次世界大戦チャーチル
プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神ヴェーバー
科挙宮崎市定
『父と子』バーリン
『監獄の誕生』フーコー
『無縁・公界・楽』網野義彦