あれぐろ・こん・ぶりお 2楽章

備忘録も兼ねて。日記なんて小学生の時宿題で課された1年間しか続かなかったのですが、負担にならないように書けば続くものですね。

日本の税金 新版

日本の税金 新版 (岩波新書)

日本の税金 新版 (岩波新書)

 著者は税法を専門とする弁護士であり、青山学院大教授である。政府税制調査会専門家委員会委員を務めたこともあるため、税制改革の議論の方向性も文脈からは伺いすることが出来る。財務省的な文脈で説明することなく、あくまでも納税者・弁護士の視点から日本の税制について解説をしている良書である。所得税法人税、消費税、相続税など、言葉は知っているものの、それぞれの税の意義と実態は不明な点が多かった。それが非常にわかりやすく解説されている。細かすぎない点も良く、最初に読むべき一冊だと感じた。