あれぐろ・こん・ぶりお 2楽章

備忘録も兼ねて。日記なんて小学生の時宿題で課された1年間しか続かなかったのですが、負担にならないように書けば続くものですね。

傍聴マニア2011

 地元の地方裁判所に傍聴してきた。というのも、年明けから3月いっぱいまではシゴトはあるモノの、比較的余裕のありそうな日々が続くので、行ってみたいところに行っておくのも、まさに「後学のため」(!?)である。
 ちなみに管理人にとって人生初の傍聴である。有り難いことに訴えることも訴えられることも今までなかった。これからもそうありたいのであるが、何ごとも経験である。
 県庁所在地に住んでいて良かった。裁判所までは同じ市内なのでアッサリだ。

 裁判所までは自転車で向かった。だって地元だし。敷地の入口の前には警備員さんが立っている。管理人が「勉強のために傍聴したいのですが…」と話すと、丁寧に教えてくれる。有り難し。

 裁判所の正面玄関を入ると、そこに受付があって、その両サイドの壁に掲示板が掛かっている。向かって左側が民事訴訟、右側が刑事訴訟の掲示であった。ここに被告人の氏名や、争訟(何についての裁判か)公判の時間と法廷の場所などが記される。

 裁判員裁判1件(傷害事件)と、刑事裁判1件(ひき逃げ)を傍聴した。

 法廷はニュース番組で見る、あの後景と全く同じである。裁判員裁判の方は報道者席に数名記者が来ていた。それなりに重要な事件なのだろうか? この日が判決だったらしく、アッサリ判決が出て終わりだ。ただ、判決理由のトコロで裁判長が事件の概要について話していたけれど、なかなか酷い事件だ。
 傍聴席も半分くらい埋まっていたけれど、事件の関係者というよりも、司法修習生なのだろうか、そんな感じの若くてスーツを着ながら、ノートをとって、閉廷後になにやら打ち合わせというか話し合いをしていた。管理人のような単純なる傍聴人間はいないようだ(苦笑)。

 ひき逃げの方は今回初めて知ったのだけれど、ずいぶん重い罪なんだなー、と思った。
 過失傷害自体はそうでもないみたい。言われればそうなんだけれど、過失だから。それに比べると、ひき逃げは自分の意志で逃げちゃっているから犯罪と同じような感じになってしまうようだ。法学部でも政治プロパーだからこのへんは良く分からんのだが。


 ともあれ、両方の公判の事件を聞きながら、起訴されるからにはそれなりの理由があるのだなぁ、と。どっちも前科ありすぎだ。説教しても再犯しないように、というのは難しいかもしれない。そうすると、社会復帰をどうするか、とか、周囲の人間関係や生活環境そのものを改善するようにしないとダメなのだろうな。そこまで来ると、行政どーするよ、って世界になってくるが。

裁判長!ここは懲役4年でどうすか 1 (BUNCH COMICS)

裁判長!ここは懲役4年でどうすか 1 (BUNCH COMICS)

上のマンガがドラマ「傍聴マニア」の原作。言わずもがな、であるが…。