新交響楽団 第214回演奏会
2011年7月31日(日)14時開演
曲目 プロコフィエフ/スキタイ組曲(アラとロリー)
ハイドン/交響曲第101番「時計」
チャイコフスキー/交響曲第5番
指揮 井粼正浩
すみだトリフォニー大ホール
最強のアマオケとも言うべき新交響楽団の定期演奏会に行ってきた。8月(正確にはまだギリギリ7月なのだが)はコンサートないし、久しぶりの名曲路線というのもあって、ブリュッヘン以来、久しぶりにトリフォニーホールまで足を伸ばす。
そういえば、東京芸術劇場が改修中だから、新響にとっては初めてとなるトリフォニーホールではないか? ホールの利用料とか収容人数を考えるとちょうど良いんだろうね。めぐろパーシモンホールとかティアラ江東だとちょっと人数入らないし。所沢ミューズは2000人収容だけれど、場所が悪いモンなぁ。
今回の曲の組み合わせはかなりユニーク…、というか、管理人には良く分からない。けれど、アマオケ特有の事情はあるかもしれない。練習時間や参加人数に制約があるからその中で何をやるか、と言ったときにこのプログラミングになったのだろう。
プロコフィエフは狙い通りのまさに大音響。次第にエンジンが掛かっていく感じがした。「イメージどおり」なペルシアチックな響きである。ちゃんとそうなっているのだから面白い。
ハイドンは人数を減らしてはいるものの、ハイドンにしては大所帯で演奏している。多分、プロのオーケストラでコレだけの編成でハイドンの時計を聴くことはない。というよりも、最近ホントにハイドンはプログラムに載らないから、貴重である。「過去の名盤」で聴くようなオールドスタイルなハイドンだったけれど、また、当分、生では聴けないだろう。
チャイコフスキーは団員の曲に対する思いが伝わってくるような演奏だった。曲全体に緊張感と勢いがあり、音楽への情熱がストレートに感じられる。指揮も小細工せずに、ストレートにエネルギーを解放していくような演奏で好感が持てた。
次回は10月30日にマーラーの5番だそうな。 シゴトはヒマなんだろうか…。