あれぐろ・こん・ぶりお 2楽章

備忘録も兼ねて。日記なんて小学生の時宿題で課された1年間しか続かなかったのですが、負担にならないように書けば続くものですね。

効果があるとは思えない。

 景気対策としてなされる「給付金」ですよ。10年くらい前にあった地域振興券(商品券)でさえ、限界消費性向は0.3くらいだったらしいじゃないか。
 それが、口座振り込みで1万2000円だったら、そのまま貯金に流れて、消費へは回らないと考えた方が適当なような気がする。

 2兆円も現金配るんだったら、まだ公立学校の修繕だとか、駅のエスカレーター(エレベーター)のような公共事業へ回した方が良い。ダムやら高速道路だとムダが多いけど、少子高齢化対策のハード面への整備へ投資するならそれなりに効果があるだろうし。
 あるいは、その2兆円で低炭素社会省エネルギー社会への産業構造転換への補助金へと充てれば、それが上手くいった場合、今後の地球環境問題で世界をリードできるし、国際競争力のある新しい産業になると思うんだけれどなぁ。
 何でよりによって、こんな手段しかないんだろうか。

 経済学者はホントに効果があるとみているんだろうか。
 政治学的に見れば、金をバラ撒くという発想自体がポピュリズム的だし、国民をバカに仕切っているとしか思えないんだが…。(その論理的な分析なヒマがあれば)