都議選のメモ
手頃なデータがあったので、載せてみる。
五十嵐仁の転成仁語
民主党 +19議席 +122万7000票
自民党 −10 +11万8000
公明党 0 −4万3000
共産党 −5 +2万8000
その他 −4 −6万6000
さて、ここから考えることをいくつかメモってみる。
東京都の有権者数は1000万人なので、
(スウェーデンの人口より多い)
- 投票率が前回(2005年)より約10%upした → 100万票の増加→ほぼ民主へ流れた。
- この100万票はいわゆる「無党派層」によるモノが大きい。(自民支持層の乖離も存在するだろうけど)
- 民主 vs 自民 の構図に共産は埋没した。(蟹工船ブームも限定的)
- 絶対得票では共産は増加し、「公明は減少している」
- にもかかわらず、「公明は23人全員が当選」して、共産は5人減らしている
- 公明の選挙巧者ッぷりは、感心を通り越して、若干の恐ろしさを感じさせなくはない。
- 苦戦の中、自民党は良く持ちこたえているといえる(さすが国民の3割は保守層)。ただし、衆院選挙は小選挙区なので、おそらくこうはならない。
- 共産、社民、国民新は共同歩調で何らかの対策を考えない限り、埋没→消滅の危険がある。
- 多元主義の観点からすれば、世論が収斂しすぎるのも好ましいとはいえない。