週末の話になるが、国立新美術館へセザンヌ展を見に行った。
昔々に親が買った美術全集にもセザンヌはまるまる1冊分で紹介されているが、実物を見るまでハッキリあまりピンとこなかった。週末は8時まで開館しているのがありがたい。
実物を見るとその多彩な色彩感に圧倒される。セザンヌの色彩感はルノワールらのそれとは違って、素朴でありながら力強さがあった。芯の強さから観ている自分にパンチを加えられているような感覚か。
メルロ・ポンティが霊感を受けたというのも頷ける話だ。
世界8カ国、40の美術館からセザンヌばかりを集めてきて、十分な見応え。うん、素晴らしい。