あれぐろ・こん・ぶりお 2楽章

備忘録も兼ねて。日記なんて小学生の時宿題で課された1年間しか続かなかったのですが、負担にならないように書けば続くものですね。

福井勝義『アフリカの民族と社会』 (世界の歴史)

世界の歴史 (24) アフリカの民族と社会

世界の歴史 (24) アフリカの民族と社会

 西洋史東洋史と違って、アフリカ「史」の専門家は日本では少ないのだろう(それでもゼロじゃないところが日本の人文科学系の凄いところだが)。執筆陣はいずれも文化人類学者であって、その手法も歴史学と言うよりも文化人類学のそれである。他の方のレビューにもあるが自然、都市、宗教というカテゴライズで説明されており、「歴史」を知りたいと思って読むと面食らうかもしれない(実際に自分はそうだった)。講談社現代新書の『新書アフリカ史』から読んだ方が良かったかもしれないと、後から思ってしまった。