あれぐろ・こん・ぶりお 2楽章

備忘録も兼ねて。日記なんて小学生の時宿題で課された1年間しか続かなかったのですが、負担にならないように書けば続くものですね。

東京都交響楽団 第813回 定期演奏会Cシリーズ インバル80歳記念/都響デビュー25周年記念

指揮/エリアフ・インバル
チェロ/ターニャ・テツラフ
エルガー:チェロ協奏曲 ホ短調 op.85
シューベルト交響曲第8番 ハ長調 D944 《ザ・グレート》
ソリストアンコール】J.S.バッハ無伴奏チェロ組曲第3番 ハ長調 BWV 1009よりサラバンド
 インバル&都響によるエルガーチェエロ協奏曲とシューベルトのグレイトという組み合わせを東京芸術劇場で聴く。チェロ協奏曲はターニャ・テツラフだったが愁いを帯びた、それでいて真情あふれる名演だった。惜しむべきは、今日の座席はちょっと遠くて、迫力が減じたところ。もちろん、3階席でもA席であったから、かなり音のバランスは良いのだけれど、やっぱり迫力がなー。
 そのあたりは好みが分かれるけれど、自分はチェロ協奏曲なら前列が良いな。
 後半のグレイトは今の時代、こういう演奏を実演で聴けることが誇らしく感じる演奏だった。快速テンポだがスケール雄大、弦の思い切りの良さが躍動に繋がっている。初めてこの曲がリズム感溢れる音楽なのだと思い知らされた。インバル80歳記念シリーズ、ますます盛んとなる表現意欲に感動だ。