あれぐろ・こん・ぶりお 2楽章

備忘録も兼ねて。日記なんて小学生の時宿題で課された1年間しか続かなかったのですが、負担にならないように書けば続くものですね。

都響プロムナードコンサート@サントリーホール

指揮/準・メルクル
チェロ/エドガー・モロー

メンデルスゾーン
序曲《フィンガルの洞窟》
ドヴォルザーク
チェロ協奏曲 ロ短調
シューマン
交響曲第3番 変ホ長調《ライン》

 今日は都響のプロムナードコンサートに行ってきた。1週間で2回もサントリーに行くのは学生以来だけれど、昼は天気にも恵まれてアークヒルズの市場も賑わっていて楽しい雰囲気だった。今回は準・メルクルが都響初登場! 最近の都響、一体どうしたという指揮者ラインナップ。
 チェロは新鋭のエドガー・モロー。フィンガルの洞窟から、模範的というか良く響き、良くまとまり、しっかりとした構成の音楽だ。ドヴォルザークはモローの安定しつつも伸びやかなチェロが気持ちいい。シューマンのラインも模範的。飛び出す個性と言うよりも、手堅くまとめる手腕は見事。
 職人タイプに見えないのだけれど、職人なのかな。初対面だからだろうか、都響ならもっと底力があると思うのだけれど、インバルや最近の大野のような迫力と言うよりは無難なまとまりというような印象だった。(別に貶めているわけではナイのだが) きっと、何回か共演して、都響の個性をつかんでいくようになるともっと引き出せるような気がする。一番印象的だったのは響かせ方の上手さというのだろうか。濁らず、かといって安全運転というわけでも無く、手綱捌きが見事。ともあれ、これからも常連になるのかな?
 大野、小泉、インバルにギルバート。そこに客演常連でカエターニが加わって、個人的にはルスティオーニにもポストがあるとイタリア系の華やかさも加わる。大野は複数回振るから、これで埋まってしまうぞ? と、そんな贅沢な悩み。(来シーズン、インバル少ないし)