あれぐろ・こん・ぶりお 2楽章

備忘録も兼ねて。日記なんて小学生の時宿題で課された1年間しか続かなかったのですが、負担にならないように書けば続くものですね。

久方ぶりのギロッポン@Monet大回顧展

日曜に10.5h働きながら、翌日、頑張って(?)国立新美術館の「モネ大回顧展」に行ってみた。ちなみに初・国立新美術館
 ちなみにこの独創的な建物は、こないだの都知事選に出馬して、今度の参議院選挙にも出馬される建築家の黒川紀章によるもの。うーん…。これだけの建築を見ると、やっぱりヤツは只者ではないな、と思う(笑)。何でわざわざ立候補しちゃうんだろーか。

 モネは印象派を代表するフランスの画家。連作モノだけれど「睡蓮」なんか有名。
 それに、日本国内にはモネの画が10点くらいあるらしく、印象派の中でもとりわけ日本人には馴染み深いとも言える。

 今まで、マルモッタン美術館展オルセー美術館展なんかも行ったことがある関係上、今回再び見られた画もあった。おー、二度目だ。やっぱホンモノは凄いなー。と思いながらね。

 今回はほとんどモネの作品。モネの画が100点近く揃って見られるという、なんとも壮大な企画。これだけの画を世界中から集めてくるのはやっぱりニッポンならでは、とも言えるし、東京ならでは、ともいえる。
 せっかく、東京近郊に住むのだから、こーいうチャンスを有効利用しないともったいない。じゃないと毎日満員の通勤・通学電車で通っているのがバカらしく思えてくる。やっぱり、そうした代償に東京に集まる文化施設を利用できるというメリットを生かさないとね。

 モネの絵を近くで見ると「なんじゃこりゃ」って思えてしまうのだけれど、後ろに下がってみると、非常に光彩が際立って見える。そこに描かれた景色がそのままイメージ的そうな、そんな感じ。さすが「光の画家」と言われるだけのことはあるなぁ。
 浮世絵の影響(→ジャポニズム)もあって、その構図は大胆。対象を浮かび上がらせるっていうのかな。ともかく、指摘されると確かに浮世絵みたいな構図だとも思えてくる。

 加えて視力の衰えた晩年の、非常に情熱的というか抽象的な作品群も見られたのも良かった。もう、ハッキリと分からないような対象なんだけど、でも、その力強い筆遣いと色遣いに生命観を感じる。すごいパワフルなヒトだったんだろうね。

 とはいえ、非常に混んでいました。ただし、じいちゃん、ばあちゃんばかりで身長的にはあまり鑑賞の妨げにはならなかったかな(笑)。もう5センチくらい身長があるともっと見やすいのにね。