あれぐろ・こん・ぶりお 2楽章

備忘録も兼ねて。日記なんて小学生の時宿題で課された1年間しか続かなかったのですが、負担にならないように書けば続くものですね。

都響 第819回 定期演奏会

ベルク:アルテンベルク歌曲集 op.4 *
ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲 ニ長調
マーラー交響曲第4番 ト長調 *
指揮/大野和士
ピアノ/ピエール=ロラン・エマール
ソプラノ/天羽明惠 *
ソリストアンコール】ブーレーズ:ノタシオン ?〜Ⅻ(ピアノ/ピエール=ロラン・エマール)

 都響定期演奏会(上野)が終了した。マーラー交響曲4番で終楽章が終わるあたりで、あまりの美しさ、というか暖かさに思わず涙が出そうになった。自分でも全く不覚だったし、この曲でそんな思いをするなんて考えもしなかった。濃くて太い鉛筆でしっかり楷書体で書いたようなマーラーである。
 もちろん、前半のラヴェル、左手のためのピアノ協奏曲も、エマールの全身で響かせながらも、エスプリが効いた「ラヴェルかくあるべし」とでも言いそうな演奏に正直驚いた。さらに言えばアンコールのブーレーズ「ノタシオン」から5曲。鮮烈な響きというのはこういうものかと思った。今日の演奏会は素晴らしい。