あれぐろ・こん・ぶりお 2楽章

備忘録も兼ねて。日記なんて小学生の時宿題で課された1年間しか続かなかったのですが、負担にならないように書けば続くものですね。

自分のスタンスはどこに?

 今年は統一地方選挙参議院選挙のいわゆる「選挙イヤー」。
 いろいろ特集組んでいるのだけれど、政治学を専攻する管理人が面白いなぁ…と思ったのが↓のサイト。
 ぜひぜひリンク先から飛んで、自分のポジションがどこにあるか確かめてみると面白いかもしれません。ちなみに、ノン・ポリシーなひとは「支持政党を無党派」に設定すると良いかも。

■【Yahoo!みんなの政治】統一地方選挙特集〜政治ポジションテスト
http://seiji.yahoo.co.jp/feature/toitsuchiho07/position/index.html


 正直な話、この答えを見るまでもなく、管理人は自分がどの辺の政治志向を持っているかは分かり切っているので「余計なお世話だ」って感じもするのだけれど、誰もが政治学プロパーではないので、こーいう企画は面白いかもしれない。
 ただし、気をつけなければならないのは、「リベラル/保守」と「大きな政府/小さな政府」という対立軸で分析していること。ちょっと正確さを欠くような気がする。教科書的に「政治的統制の強い/弱い」と「経済的統制の強い/弱い」の方が正確だろう。
 というのも、リベラルと保守の対抗軸というのはコトバの用法としてアメリカにおける政治思想を反映しているのではないか?とも思ったりする。

 ただ、学問的云々抜きに世間一般で通用している使い方とすれば、まぁやむを得ないのかもしれないけど。

 それこそ厳密に区別しようとするなら、政治思想プロパーにならなければ難しいと思う。

アメリカの保守とリベラル (講談社学術文庫)

アメリカの保守とリベラル (講談社学術文庫)

絶版になっているのが惜しいが、アメリカの政治思想を概観する上では非常に参考になる。古本屋で手ごろな価格で売っていたら、是非購入することをオススメします。日本政治における政治対立軸の変遷を政治学の観点から扱った本。新書という手頃さと、高度に専門的ではないので一般読者にも読めるハズ。もちろん、政治学を専攻する人にはゼヒ。