あれぐろ・こん・ぶりお 2楽章

備忘録も兼ねて。日記なんて小学生の時宿題で課された1年間しか続かなかったのですが、負担にならないように書けば続くものですね。

政治学

芝健介『ニュルンベルク裁判』を読む

ニュルンベルク裁判作者: 芝健介出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2015/03/27メディア: 単行本この商品を含むブログ (5件) を見る 先日の研究会で芝先生自らによる『ニュルンベルク裁判』の報告会をして頂いた。この本を読みながら、初めて「継続裁判」とい…

植手通有集を読む

明治思想における人間と国家 (植手通有集)作者: 植手通有出版社/メーカー: あっぷる出版社発売日: 2015/06/03メディア: 単行本この商品を含むブログを見る徳富蘇峰論 (植手通有集)作者: 植手通有出版社/メーカー: あっぷる出版社発売日: 2015/07/06メディア:…

山口二郎『いまを生きるための政治学』

いまを生きるための政治学 (岩波現代全書)作者: 山口二郎出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2013/08/21メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (7件) を見る 山口二郎北大教授(当時)による「入門 政治学」といった内容である。山口氏のスタ…

ノルベルト・ボッビオ『右と左―政治的区別の理由と意味』

右と左―政治的区別の理由と意味作者: ノルベルトボッビオ,Norberto Bobbio,片桐薫,片桐圭子出版社/メーカー: 御茶の水書房発売日: 1998/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブログ (7件) を見る ネトウヨ、はてサって何なんだろうか?…

都知事―権力と都政 (中公新書)

都知事―権力と都政 (中公新書)作者: 佐々木信夫出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2011/01/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 44回この商品を含むブログ (27件) を見る地方自治論が専門の佐々木・中央大教授による著作である。著者には他にも地方自…

ヴェトナム新時代―「豊かさ」への模索 (岩波新書)

ヴェトナム新時代―「豊かさ」への模索 (岩波新書)作者: 坪井善明出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2008/08/20メディア: 新書購入: 5人 クリック: 10回この商品を含むブログ (11件) を見る早大で国際政治・地域研究を行う著者による、現代のベトナムを知るに…

よみがえる古代思想―「哲学と政治」講義1 (講談社学術文庫)

よみがえる古代思想―「哲学と政治」講義1 (講談社学術文庫)作者: 佐々木毅出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/10/11メディア: 文庫この商品を含むブログ (5件) を見る著者は元・東大総長にして専門は西洋政治思想史である。プラトンら古代ギリシアの思想は…

高山裕二『トクヴィルの憂鬱  フランス・ロマン主義と〈世代〉の誕生』を読む

トクヴィルの憂鬱: フランス・ロマン主義と〈世代〉の誕生作者: 高山裕二出版社/メーカー: 白水社発売日: 2011/12/23メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 17回この商品を含むブログ (16件) を見る出版元である、白水社のHPより 初めて世代が誕生するととも…

『民主主義という不思議な仕組み』(佐々木毅・ちくまプリマー新書)

民主主義という不思議な仕組み (ちくまプリマー新書)作者: 佐々木毅出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2007/08/01メディア: 新書購入: 9人 クリック: 79回この商品を含むブログ (43件) を見る 東大総長も務めた政治思想研究者による高校生あたりを対象とした…

あなたの選ぶ政策を適えるのはどこの党?

実質的に選挙に向けた取り組みが各党やメディアで進んでいるが、先陣を切ったのが読売新聞。2009年総選挙版の「日本版ボートマッチ」が出来るようになった。 ちなみにパソコンからしか使えないのが難点だけどね。 ボートマッチは有権者と政党の考え方の一致…

【メモ】国際関係とミサイル・後編

グダグダなメモの後半部分。 じゃあ、その目的ってどーなのよ?って事になるけど、これは国内要因だ、とみる識者の見解に管理人は説得力を一番感じる。日本の経験になぞられれば「國軆護持」こそが目標ではないのか。だから、資源も経済力もない北朝鮮が国力…

【メモ】国際関係とミサイル・前編。

考えをまとめるために、書き出しながら考えてみる。一種のメモ。 国際政治学や国際経済学を扱う学部に「国際関係学部」なんてモノがよく設けられている。 この表現は言い得て妙で、あくまでも世界の動きというのは「国と国との関係」によってしか説明を付け…

今後の焦点は公務員の労働基本権?

国家公務員の幹部が「天下り」や「渡り」をしている現状を是正しようとする今回の公務員制度改革。もっと端的に官僚制改革とでもいうべきだろうが。 メディアの報道は今回、人事院の谷総裁が「ミスター渡り」の異名を持つ、とかされているが、人事院の機能に…

イーグルストン『ポストモダニズムとホロコーストの否定』(岩波書店)

ポストモダニズムとホロコーストの否定 (ポストモダン・ブックス)作者: ロバートイーグルストン,Robert Eaglestone,増田珠子出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2004/09/28メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 28回この商品を含むブログ (13件) を見る 本書…

背に腹は代えられない?

今朝がた新聞でハンチントンが他界したことを知った。 ボストン 27日 ロイター 米ハーバード大学は、著書「文明の衝突」で西側諸国とイスラム世界との対立を予見した政治学者のサミュエル・ハンチントン氏が24日、マサチューセッツ州の介護施設で死去し…

経済倫理=あなたは、なに主義? (講談社選書メチエ 419) (単行本)

橋本 努経済倫理=あなたは、なに主義? (講談社選書メチエ)作者: 橋本努出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/08/08メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 50回この商品を含むブログ (28件) を見る 内容紹介 現代市場社会にいかなる倫理があり得るか? リベラリ…

草野厚『政権交代の法則――派閥の正体とその変遷』

政権交代の法則 ―派閥の正体とその変遷 (角川oneテーマ21 C 153)作者: 草野厚出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング発売日: 2008/08/10メディア: 新書購入: 1人 クリック: 33回この商品を含むブログ (3件) を見る 政治家たちはなぜ集まり、なぜ離れて…

新川 敏光『幻視のなかの社会民主主義』

幻視のなかの社会民主主義―『戦後日本政治と社会民主主義』増補改題作者: 新川敏光出版社/メーカー: 法律文化社発売日: 2007/12メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (2件) を見る 著者は京都大学教授。専攻は比較政治学。 社会民主主義に関…

新自由主義―その歴史的展開と現在

新自由主義―その歴史的展開と現在作者: デヴィッドハーヴェイ,David Harvey,渡辺治,森田成也,木下ちがや,大屋定晴,中村好孝出版社/メーカー: 作品社発売日: 2007/02/01メディア: 単行本購入: 9人 クリック: 465回この商品を含むブログ (62件) を見る 今度、…

この卓越したセンス@リースマン『孤独な群衆』(みすず書房)

孤独な群衆作者: デイヴィッド・リースマン,加藤秀俊出版社/メーカー: みすず書房発売日: 1964/02メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 19回この商品を含むブログ (31件) を見る みすず書房HPより 今日のわれわれが面している社会は、大規模な近代産業社会で…

近代中国で生まれた権力@野村浩一著『近代中国の政治文化―民権・立憲・皇権』

近代中国の政治文化―民権・立憲・皇権作者: 野村浩一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2007/10/30メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (2件) を見る 著者の野村浩一氏は1930年生まれで、立教大学の名誉教授。専門は中国近代思想史。中国近…

韓国大統領とその権限。

ご存じの通り、お隣、韓国の大統領選挙の結果、李明博が次期大統領に。 そんな韓国の大統領だけど、歴史的背景があるためちょっと独特。・大統領の任期は5年で、1期限り。 これは、大統領がそのまま独裁政治をする例が何度もあったため。 この「1期」がく…

「政界学」ではなく政治学〜小沢辞任問題

丸山眞男『現代政治の思想と行動』の追記および補注おいて次のような一文がある。 …ナショナル・インタレストの明確なイメージと、そこから生まれるプログラムを保守・革新双方とも持ちあぐねている点に、現在の日本の政治的真空状態が象徴されている。その…

朝青龍と安倍内閣

本来は「夏のおもひで第二弾@京都篇」のつもりだったのに急遽エントリ。(とはいえmixiの日記の増補改訂版なんだけど) 水曜日にはご丁寧にメールくれるヒトもいたりで、情報が早いなぁ…と思ったりする。 辞任報道が13時くらいで、夕方の講義の時間帯には学…

投票への動機づけ

というわけで、政治学を専攻にする管理人なりに「投票行為」について若干の考察。 ぶっちゃけ1億人も有権者がいると、1人が投票に行かなくても確かに「大差ない」のだと思う。 けど、逆に「1人の意見で政治が変わる」って考える方が「異常」だろう、とも…

参院選の注目@自民党と支持基盤

いやぁ…。参院選が近づいてきましたねぇ。 政治学専攻の管理人としては、かなり気になる参議院選挙ではあります。 政治学的に注目なのが、「自民党支持層に変化は見られるのか?」ということ。 だけど、その前に…。 自民党は「名望家政党」としての名残があ…

失言をめぐる社会状況@高村薫「政治の言葉の習い性」考

7月18日付けの東京新聞夕刊で作家の高村薫が以下のような論考を書いていた。 参考になると思うので、概要を引用してみる。 「政治の言葉の習い性」 メディアと情報機器の発達がつくりだすのは、言葉の過剰と過小の両方である。一人の人間が受け取るには多す…

一般人と大臣との違い

<久間防衛相辞任>「被爆者の心踏みにじった」怒りの声 (毎日新聞 - 07月03日 20:51) 原爆投下を「しょうがない」と発言した久間章生防衛相が3日辞任表明したのを受け、被爆者が毎日新聞の取材に応じた。「被爆者の心を踏みにじった」「歴史を勉強していな…

保守本流と戦後政治

宮沢喜一が他界したニュースを知る。 他に重要なニュースはいくらでもあるのだけれど、政治学的に見た場合、一つの象徴的な意味を持つと思うので、考えてみる。 1919年10月、東京生まれ。東京帝大法学部卒業後大蔵省(現財務省)に入省し、池田勇人蔵…

杉田敦『境界線の政治学』

境界線の政治学作者: 杉田敦出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2005/02/10メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 29回この商品を含むブログ (34件) を見る 内容(「BOOK」データベースより) 「9・11」と、急激なグローバリゼーションの進行は、これまでの政…