あれぐろ・こん・ぶりお 2楽章

備忘録も兼ねて。日記なんて小学生の時宿題で課された1年間しか続かなかったのですが、負担にならないように書けば続くものですね。

ほうちょうのしんちょう

 自分が生まれる以前から使っていた包丁が折れた。なんでも、カボチャを切ったら折れたそうだ。
 正確に言うと、柄の部分が折れて使い物にならなくなった、ということらしい。自宅にいながら「らしい」という伝聞体になったのは、仕事を終えて、後からその話を聞いたからだ。
 柄だけ買えれば良かったのに・・・。と思うのだが、その辺の執着は親には無いらしい。

 しかし、ここで、新しい包丁を買ってくるのを待っていると、近所のディスカウントストアで「安かろう悪かろう」な包丁を買ってくることは火を見るよりも明らかだ。なので、週末に先手を打って買いに行くことにした。

 最初は合羽橋に以降と思ったのだが、グランマたっての希望により、折れた包丁と同じ店、東銀座の菊秀でまた買ってきた。
 今までのも30年以上保ったのだから、今日買ったヤツを買い換えるときには自分は還暦を過ぎているのだろうな。そう思うと、なんだか感慨深いものがある。
 菊秀は銀座の老舗ということで、創業95年になるのだそうだ。40年程前にグランマがそこで包丁を買い、今回は自分が買った。老舗というのはそういうものなのだろう。銀座と言うことで、値段にハラハラしたが、家庭用の菜切り包丁が9000円弱で買えるのだから、結局は割安だと思う。

 切れ味は、危ない程(笑い)よく切れる。包丁の重みですっと切れる,といったら言い過ぎか。
 しかし、ほどよい重さがあるし、よく切れるので、むしろ安全だろう。変な力が入らないモンな。


 また、ストレスレスに料理が出来ることになって何より。