連休の中日なので、インターネット上で話題騒然(とはいえ、基本的には酷評だらけなのだが…)の「映画 ドラゴンクエスト」を観てきた。
世間で話題になっているレビューと大きく感想が変わらないので、箇条書きにする。なお、◎○△×で善し悪しを表したいと思う。
○CGがドンドン進歩している。細やかな描写はアニメの方が未だ上だろうが、そのうち逆転するのではないか?
○キャストは日テレ資本が入っているので無駄に豪華である。声優がほとんど出てこない。佐藤健が(くやしいが)上手い。有村架純も良い感じだ。ケチ付けたい天邪鬼な欲求があるが、全く問題にならない。坂口健太郎は聞いていると坂口健太郎っぽい。
◎ドラクエのBGMは昔から東京都交響楽団の演奏だったりするんだけど、今回も同様。映画館の性能の良いスピーカーでオケの音が響くのは聞いていて気持ちが良い。
◎堀井雄二はゲーム原作者として、良いシナリオを書いたと思う。映画化に充分な話を作っている。
×それだけに端折ったり、ストーリー展開が雑なのがモッタイナイ。
×××この映画最大の問題はラスト15分だろう。このラスト15分で全てを台無しにしていく。「映画として」ダメじゃないか?
○ため息や微妙な空気感が終了後の映画館を覆うが、「にもかかわらず」怒りのあまりスクリーンを破る客がいなくてヨカッタ。
総じて考えると、監督がマズいんじゃないのかねぇ?