あれぐろ・こん・ぶりお 2楽章

備忘録も兼ねて。日記なんて小学生の時宿題で課された1年間しか続かなかったのですが、負担にならないように書けば続くものですね。

ゆうめい「ハートランド」を観る。

作・演出
池田 亮
■コメント

普段は実の父親に出演してもらったり、亡き祖父の絵画を舞台美術に加えたりする私達ゆうめい。
ですが今回の新作は、とあるコミュニティでのフィクションを描きます。
フィクションといっても現実との地続きで自分が見て会って話してきた「東京芸術劇場に出演できない存在」の行方を描く所存です。
現実や非現実の体験をリアルにもエンタメにも変容できる劇場にお越しください。
どこにいっても抗えないけど抗えそうな行方をひやひやしながら描きます。
心よりお待ちしております。

出演
相島一之 sara 高野ゆらこ 児玉磨利 鈴鹿通儀 田中祐希

 

 今週もハードで、池袋を寝過ごす一歩手前くらい草臥れていたけれど、始まってからの演出がなかなか抉りが効いていて引き摺り込まれる、といった感じだった。
 と言っても、一回見て全てを理解する類の芝居ではないことは明ら。あと、分からないが故に途中は少し自分なんかは余計なことを考えてしまう余地があった。
このあたり商業演劇とは違った味があって良い。相沢一之はもっと出番があるかと思ったけれど、魅せ場はクライマックスで登場人物たちの人生をそれぞれ切り取っているとみるべきか。saraの歌とかも良い。

 演出にこだわると言うよりも、テーマ性と個々の役者の演技力に魅力を感じた芝居だった。

 新しい職場も2年目なので、今年度はできればツキイチくらいで見に行けると良いかなぁ。