あれぐろ・こん・ぶりお 2楽章

備忘録も兼ねて。日記なんて小学生の時宿題で課された1年間しか続かなかったのですが、負担にならないように書けば続くものですね。

フェスタ サマー・ミューザの新日本フィル回を聴く

新日本フィルハーモニー交響楽団
広上淳一のザ・ベートーヴェン!〜

指揮:広上淳一
プレトーク 広上淳一(聞き手:池田卓夫)
ベートーヴェン交響曲第6番 ヘ長調 「田園」 Op. 68
ベートーヴェン交響曲第5番 ハ短調 「運命」 Op. 67

 

 思い出したかのように先週聴きに行った、ミューザ川崎でやっている「フェスタ・サマーミューザ」の感想を少しだけ書く。
 新日本フィル、指揮は病気で降板した井上道義に変わって広上淳一。何でも今回は井上の構想通りのスタイルでやるらしい。

 前半は田園。8型?(6型だったかも?)の演奏。感覚としては室内楽である。
もっとも、この前初めて聴いた水戸室内管もホールさえ選べば充分な音量である。それでいうと、ミューザ川崎は響きが良く、問題ない。
演奏も極めてオーソドックスで、安心して身を委ねられる。編成が小さいので見通しも良い。

 後半の運命は反対に16型のオールドスタイル(しかも対抗配置)。
ただし、井上と違って広上はオールドスタイル(←悪い意味ではなく)ではないんだよな。個人的にはせっかくの16型なのだからもっと厚みが欲しいところ。12型くらいのアプローチな気がする。暮れに井上が振ったN響の第九を(ラジオで)聴いたとき、「ああこれだ」という気持ちがしたけれど、そういうのはなかったかな。
 ちなみに運命は1楽章はリピートナシ。4楽章はリピートあり。この辺の判断も面白い。
 個人的には前半運命で小編成、後半田園でフル編成で聴いてみたかった。